滅菌設備

滅菌室

滅菌室画像

2020年末に滅菌室をリフォームいたしました。使用済みのものを集める区域、洗浄区域、既滅菌区域とゾーニングを行いました。

各患者さんごとの診療終了後、紙コップ、紙エプロン、グローブ、ヘッドレストカバー、歯面清掃用チップ、削るときに使う器械にかぶせているスリーブ…といったディスポ製品は廃棄し、治療に使用するタービン・コントラ類、歯石除去に使用するスケーラー、基本セット、エアフロー用のシリンジといった、滅菌可能な使用済みの器材は一旦この場所に集めます。

BOX内で薬液に浸漬して洗浄します。

超音波洗浄器では薬液への浸漬では除去できない血液など除去します。

メラサーム(洗浄・消毒・乾燥・冷却)

メラサーム(洗浄・消毒・乾燥・冷却)画像

強い水洗と、洗浄剤でタンパク質を除去後、熱水により消毒を行い、乾燥により細菌の繁殖を防ぎます。

また、この器械を使用することで、手を触れずに自動的に洗浄・消毒から乾燥ができるため、スタッフの職業感染防止につながります。

 

包装

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滅菌時の圧力に耐えて水蒸気を十分浸透させる滅菌バッグに包装を行います。

滅菌バッグはEN13060 クラスB準拠の滅菌器に対応する滅菌バッグです。

 

医療機器の包装に関する国際規格ISO-11607-1準拠しています。

シーリング幅は12mmのため、外気上のバクテリアなどから器具を衛生的に保持します。

 

クラスBオートクレーブ リサ

クラスBオートクレーブ リサ画像

小型高圧蒸気滅菌器に関するヨーロッパ規格ES13060に準拠したオートクレーブです。

小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ規格EN13060では小型高圧蒸気滅菌器の性能要件とそれに付随するテスト方法が規定されています。それらは医科、歯科、獣医科などで幅広く使われています。
血液や体液と接触する可能性のある材料や器具には様々な形状のものがあり、それぞれの形状に適した滅菌サイクルで滅菌する必要があります。ヨーロッパ規格EN13060ではクラスB、クラスS、及びクラスNという3種類の滅菌サイクルのクラスがあります。その中で唯一クラスBサイクルだけが全ての形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔体、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。

オートクレーブにかけられないもの

オートクレーブにかけられないもの画像

熱に耐えられない器具に関しては薬液に浸漬して対処しております。

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